FXの投資スタイルについて大きく2つに区分すると短期型投資と長期型投資があります。
短期型投資をさらに細かく2つに分けるとデイトレードとスキャルピングトレードがあります。
デイトレードのことをデイトレと言い、FXではもっとも多くの投資家が使う投資法であり、現在の主流となっています。
FXではどの通貨ペアを選ぶにしても、一時たりとも通貨の値動きが止まることはまずありません。
政治や経済などさまざまな要素によって、外国の通貨は常に値動きを続けています。
短期トレードならデイトレード、超短期ならスキャルピング
FXでは、1日24時間、通貨が常に値動きすることをうまく利用して、効率良く利益を狙う手法として、デイトレードが大人気でする
1日のうちに複数回の取引を行うのがデイトレードの基本であり、ポジションを翌日に持ち越しをしないのが大きな特徴です。
株式投資など他の投資を行う場合は、デイトレードをするにも取引コストがかさんでしまうのが難点です。その点、FXは取引手数料が無料のFX会社が多いので、取引コストを気にする必要はなく、頻繁に取引するトレーダーに最適です。
スキャルピングトレードでは、取引を行う頻度がデイトレードよりもさらに緻密です。
取引を行う時間の間隔はほんの数秒から数分間と小刻みです。
スキャルピングトレードでは、FXの取引を行う時間が極めて短いため、1回あたりの取引で得られる利益は小さいものです。
しかし、短時間のうちに頻繁に取引を行うことによって、回数を重ねていけば小さな利益が大きな利益をもたらす可能性もおおいにあります。
規模の小さい取引を頻繁に積み重ねることで、デイトレードよりもさらに短い時間で利益が得られるチャンスがあるというわけです。
デイトレードとスキャルピングの利益について徹底比較
それでは短期間投資のデイトレードと、超短期型投資のスキャルピングトレードでは、利益について比較するとどのような感じなのでしょうか。
取引の頻度が数分ごと~数時間ごとのデイトレードの場合、1回の取引で期待される利益は10~30pipsと言われています。
取引の頻度が数秒~数分であるスキャルピングトレードの場合は、3~5pipsですから、デイトレードと比較するとかなりの差があります。
しかし、これはあくまでも1回の取引における利益の目安ですから、あまり気にする必要はありません。
スキャルピングトレードで頻繁に取引して回数が多ければ多いほど、大きな利益につながる可能性があるわけです。
しかし、スキャルピングトレードについては、1つ注意しなければならないことがあります。
FX会社によっては、あまりにも頻繁にスキャルピングトレードを行うことで、そのFX会社で開設した口座が凍結する場合があります。
FXX会社によっては、スキャルピングを行うこと自体が禁止されているところもありますので、十分に注意しましょう。
副業のひとつの手段としてFX投資を行う場合、それほどスキャルピングトレードにこだわる必要はありません。デイトレードやスイングトレードであれば、どのFX会社でも何の問題もありません。
あまりにも短時間でFX投資に集中して頻繁に取引を行うことよりも、もっと大切なことがあるはずです。FXはただむやみに取引をすれば必ず利益が得られるというわけではなく、投資ですから当然元本保証がなく、損失を被るリスクもおおいにあります。
自分の気分次第で取引を行うのではなく、海外のさまざまな通貨の値動きの特徴をしっかりと把握する必要があります。世界経済と政治にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
FX投資の初心者は最初から頻繁に取引を行うよりは、スイングトレードや長期型投資から始めることをおすすめします。