株式投資とFX投資、どちらにもいろんな魅力がありますが、決定的な違いがひとつあるとすれば、レバレッジです。株式投資ではレバレッジを効かせた取引はできませんが、FX投資ではレバレッジを効かせることによって大きな取引ができます。
しかも株式投資よりも少額での投資で、レバレッジを大きく効かせればハイリターンのチャンスも得られます。しかし、ハイリターンの裏側にはハイリスクがともなうことを常に念頭に置いてかなくてはなりません。
レバレッジは最大ではなく最小に設定するのがFX初心者の基本
FXの副業を成功させるポイントや秘訣について考える前に、投資には元本保証がないこととを理解しておかなくてはなりません。元本保証がないということは、投資をすれば確実に利益が得られるものではないということ。そのためにもFX投資では、大きな損失を出さないようにレバレッジの設定が重要なカギを握ります。レバレッジの設定の仕方ひとつで大きな利益にもなれば大きな損失にもなることを理解する必要があります。
FX会社では従来は、レバレッジの設定が最大で100倍、200倍となっていたところもありましたが、今ではそのようなFX会社は見かけなくなりました。というのも、レバレッジを低めに設定することで投資家の資金を安全に守るための対策となるからです。
これまで思い切った取引をしていた投資家には、FX会社のこのような措置に物足りなさを覚える人もいます。しかし、FX投資を副業として捉える女性にとっては、投資で大きな損失を出してしまっては大変です。そこで、FX投資で副業を始める前に、レバレッジの設定の仕方について知っておきたいですね。とくに初心者はレバレッジの設定を最大ではなく最小にすること、これが基本と心得ておきましょう。
低めのレバレッジ設定でローリスクローリターン
従来はレバレッジ100倍以上のFX会社も多数でしたが、今では最大で25倍と上限がかなり抑えられています。しかし、FX投資の初心者にはレバレッジが25倍でもかなり高めなので、大きな損失を出すリスクが高くなります。
FX会社によってはレバレッジが1倍からとなっているところもあるようですが、やはりこれでは投資をするのに物足りなさも感じられます。レバレッジが2倍、3倍、5倍と設定されていれば、この中のいずれかを選ぶと良いでしょう。
FX投資の副業を成功させるポイントは、FXの資産運用で少しずつ資産形成をしていくことです。そのためにもレバレッジの設定はできるだけ低めに抑えておいて、ローリスク・ローリターンの取引を心がけることです。
FX投資の取引によって損失を出しても少ない金額に抑えられるし、これで利益が得られれば利益自体は少ないけれど、損失を最小限に抑えられる、これがローリターンローリスクの原理です。
FX投資の経験豊富な人にとっては、レバレッジこそが最大の魅力ではありますが、大きく設定すると取引に失敗するリスクも高くなります。
投資家によっては、「レバレッジは10倍程度が自分にはちょうどいい感じ」という人もいれば、「最大の25倍じゃないと気が済まない」という人もいます。人それぞれいろんな価値観がありますが、FX投資で地道にコツコツ副業をしたい女性には、最大でも10倍以下のレバレッジ設定がおすすめです。
とくに取引にまだ慣れないうちは、5倍以下のレバレッジに設定するように肝に銘じておくと良いですね。最初からあせって利益ばかりを追求すると、成功するはずの取引もうまくいかなくなってしまうこともあります。大きな利益を狙うよりも損失を最小限に食い止めるための努力が必要です。
よく考えてみれば銀行に定期預金をするよりも、FXで少しずつでも利益が上げられたら、定期預金よりもお金が効率良く貯められるチャンスがあるわけですから、焦りは禁物です。