翻訳のお仕事は限られたプロフェッショナルな方々のお仕事でした。
しかしクラウドソーシングの整備と共に、主婦や一般の方の在宅ワークの一つとして人気の副業になってきているのです。
同じく副業として人気のデータ入力やライティングに比べ、単価が高いということも魅力の一つです。
海外記事の翻訳を始めるには
副業を手軽に始めるには、クラウドワークスやランサーズなどクラウドソーシングの会社に登録することがおすすめです。
沢山のお仕事が常時用意されています。
一般的に翻訳といえば和訳が主な仕事になります。
副業としての翻訳のお仕事は、実務翻訳が主な仕事になります。
実務翻訳の種類としては、海外記事の翻訳、ビジネス文書、Webの翻訳、マニュアルの翻訳などになります。
このため話し言葉やスラングといったものはあまり必要でないことが多く、フォーマルな文書が多いと言えます。
お仕事をするには特に資格は必要ありません。
しかし条件の良い案件には複数人の募集があることが普通ですのでスキルをアピールすることは大切です。
一般的に、TOEIC800点以上、英検1級があるとアピールポイントになると言われています。
また日本語の能力も不可欠です。
あまりにも直訳調の文章は読みにくいため、文意を汲み取って意訳することが好まれます。
こうした能力も海外記事などの翻訳をするにあたり必要な能力です。
実際いくらくらい稼げるの?
フリーランスで翻訳をしている人の年収は、200万円から300万円が40%、300万円から500万円が30%、500万円以上が30%の割合であるというデータがあります。
副業として考えるならば仕事をする時間に応じて、上記の半分から3分の1ぐらいになるでしょう。
また、海外記事の翻訳の単価に換算すると、一般的に500文字当たり1,000円~5,000円ぐらいです。
もちろん、記事の難易度で翻訳料金は異なります。
例えば一般の海外記事に比べ、専門用語が多用された記事では単価が高くなります。
またそういう案件では募集者も少ないために仕事を得られる可能性は高いです。
逆に商品説明の海外記事などでは単価が低いことがふつうです。特にクラウドソーシングの発達とともに、値段が下がってきている傾向にあります。
翻訳会社に依頼する場合は1文字30円のところがクラウドソーシングでは1文字10円ほどで発注されていることがほとんどです。
海外記事の翻訳で稼ぐ方法とコツ
海外記事の翻訳の中でも、単価が高いのは専門知識が必要とされる記事です。
例えば、医療、金融、不動産、法律、特許、ビジネスです。
専門分野に特化することにより月収50万以上を安定して稼いでいる在宅ワーカーも存在します。
したがって、効率的に稼ぐためには特定の分野に特化するというのも一つの手段です。
もし専門分野をもっているならばクラウドソーシングのスキル欄に明記しておくと良いでしょう。
高額なお仕事が得られる可能性があります。
クライアントは常に良質の翻訳者を探しています。
そして他の在宅ワークに比べ、同じクライアントから継続してお仕事をもらえることが多いです。
しかし、このような信頼を得るためには、まず単価が安くても沢山の仕事をこなすことが必要です。
実務経験を積むことで、継続案件を受けることが出来たり、交渉次第で仕単価がアップさせることが可能です。
その上で得意な分野で継続的なクライアントを見つけることで収入アップにつながるでしょう。
まとめ
自分の特技を生かせるという点で翻訳というお仕事は魅力的です。
また、他の在宅ワークに比べて収入が高いと言えます。
クラウドソーシングの発展によって、翻訳を手軽に始めることが出来るようになりました。
資格はあるほうが良いですが、実績を積みながら仕事をすることが可能です。
間口が広くなった分、従来に比べ単価が下がっている為、自分の得意分野を見つけること継続して案件を受けるためにクライアントとの信頼関係を気付くことが高収入への道となります。