Uber Eats(ウーパーイーツ)と言えば女性の副業としても人気を博しており、いつでも都合の良い時間帯に自由に仕事が出来るのが魅力ですね。
Uber Eatsとは、レストランなどの飲食店の料理の宅配サービス、自転車やバイクで注文先に料理を届けるのが仕事です。
昨年から今年にかけて、Uber Eatsの働き方が大きく変わろうとしていることをご存知でしょうか。もっとわかりやすく言えば、Uber Eatsの働き方改革です。
Uber Eatsの傷害補償制度について知っておこう
Uber Eatsの働き方改革のひとつとして、新たに傷害補償制度が導入されたことが挙げられます。さらに、Uber Eatsの労働組合のような組織が結成されました。
本来、Uber Eatsの仕事に従事する人は定の企業やお店の社員・店員ではなく、個人事業主となります。ひとりひとりが独立した事業主であるため、もともとは労働組合自体が存在していませんでした。
労働組合自体が存在しないため、労災保険がありませんでした。
傷害補償制度が導入されたのは、2019年10月上旬です。
料理の配達の途中に配達員が事故に遭った場合に、お見舞い金を支払う制度、それが傷害補償制度です。この制度がスタートしてからわずか数日後に、労働組合が結成されました。
労働上の補償を受ける目的であることはもちろん、配達員の労働上の待遇をより良くしようというのが、労働組合結成のおもな目的です。
これからUber Eatsの副業を始めようと検討中の人は、労働組合の成り立ちや活動内容について、十分に理解を深めておく必要があります。
Uber Eatsの労働組合ウーパーイーツユニオンとは?
Uber Eatsの労働組合としてウーパーイーツユニオンが結成されたことをご存知でしょうか。Uber Eatsとして今後も安心して働ける環境作りを目指し、そのひとつとして労働に見合った報酬を受け取ることを目標に掲げています。
通常、Uber Eatsの配達員は専用のスマホアプリを経由して飲食店からの料理の配達を依頼されています。
しかし、これまでに一方的にアカウントの停止を受けたり、仕事が来なくなったりという事態が発生しました。
そこで労働組合を結成して、運営会社に対してこのような不適切・不相応な対応を中止してもらうことを求めています。
注文を請けた料理を配達するのに、近距離での移動もあれば遠距離になる場合も少なくありません。
しかし、配達の距離に関係なく、1回につき一律の報酬となっているのが現状です。
距離や地域によって報酬の金額について、待遇を良くしてもらえるように、労働組合を通じて要求しています。
ウーパーイーツに限って言えることではありませんが、これから副業を始めるにあたり、労働に見合った報酬を致死かに受け取れることが重要になってきます。
労働に見合う報酬を受け取るのは当たり前と言えば当たり前ですが、当たり前のことが実現されていない部分もあります。
ある程度規模の大きい企業であれば、労働組合がありますが、中小規模の企業や小人数の事業所では組合自体が存在しません。
個人事業主の場合は、ひとりひとりが独立した事業主なので、特定の組合に加入するにも組織自体がありません。
Uber Eatsはもともとは、ネット上で仕事の依頼を請けて働くといったワーキングスタイルです。空いた時間に仕事ができるという点ではUber Eatsは魅力的ですが、その一方で労働に関わる補償・待遇面を改善してほしいという声も多数です。
ウーパーイーツユニオンが結成されたことで、これから先、Uber Eatsの働き方改革について大きく注目されるところです。
労働組合が結成され、傷害保証制度が導入されたとはいっても、正式に労災保険と認められたわけではありません。
組合が結成されてからまだ間もないですが、ひとりひとりの配達員が声を上げて立ち上がり、強い団結力を以て(もって)すれば、報酬・補償などの労働上の待遇が改善されることでしょう。